よくあるご質問

Q:図面が無い建築構造物の場合、耐震診断は可能ですか?

A:主要構造部材について、寸法測定や非破壊試験(レーダー探査による配筋状況確認等)により構造図を復元して耐震診断を実施します。

  現状では寸法測定や非破壊試験が実施出来ない場合もありますが、その場合には他の部材から推定して構造図を作成します。

Q:耐震診断の現地での調査はどのような調査を行うのですか?

A:(一社)日本建築防災協会の耐震診断基準などにより、建築構造物調査を行います。主に目視調査を実施し図面の形状、寸法と一致しているかを確認します。また、外観目視から建築構造物にひび割れ、鉄筋露出等劣化状況有無を確認します。

 鉄筋コンクリート造の建物の場合、通常1階当たり、3本程度のコンクリートコア(直径100mm程度の円筒形の試験体)を採取し コンクリートの圧縮強度・中性化を確認します。

Q:耐震診断に要する期間はどの程度必要ですか?

A:建築構造物の規模・構造により変わりますが、下記⑤~⑧までで2~3ヶ月

 *評定取得の有無及び診断結果から補強設計の必要性が生じた場合にはさらに1~3ヶ月 下記⑨~⑫

  ①お客様からの御相談⇒②図面等による事前調査⇒③現地確認⇒④お見積りの提出(契約)⇒⑤現地調査準備・計画⇒⑥現地調査⇒⑦診断計算⇒⑧診断報告書作成⇒⑨評定取得:行政から診断費用の補助を受ける場合は評定所得が必要で費用及び期間が2ヶ月程度かかります。⇒⑩診断結果がNGの場合⇒⑪補強設計費用及び補強案より概算補強工事費用の算出⇒⑫補強設計

Q:耐震診断結果の評価はどのようなものですか?

A:2次診断以上では、Is(構造耐震指標)が0.6以上ならば、新耐震相当と評価します。